【生活】新型コロナ 美容室でクラスター発生！ 福岡県豊前市の例
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ＲＩＶＥＲＳ（リバース）です。
【生活】新型コロナ 美容室でクラスター発生！ 福岡県豊前市の例
もくじ
新型コロナウイルスが終息に向かっている中で
特定の地域でクラスター、感染拡大が続いています。
その中でも残念ながら美容室でまたしても
クラスターが発生してしまいました。
引用：北海道新聞 電子版
同業者からすると自らこういったニュースをお伝えするのは
どうかとも思われるかもしれませんがすでにテレビでも報道されていますし
今の時代はネットで情報が瞬時に広がりますので
お客さまでもすでに美容室、美容院のクラスターを
知ってる人の方が多いかと思います。
ですから正しい情報を知ってもらって新型コロナウイルスについて
正しく恐れてもらう、その結果、どう行動するのかはお客さまの自由です。
福岡の美容室でクラスター発生
今から約2ヶ月近く前になりますが4月10日頃に
福岡県の豊前（ぶぜん）市の美容室で40代の経営者、
来客の40代女性と0歳児の息子の感染が確認されました。
引用：朝日新聞デジタル
この時点では3人の感染確認ですがその後、
美容室の経営者の家族1人と来客の40代女性の家族1人が感染していますし
もう2人、来客の10代女性と40代女性の感染が確認されています。
さらに調べてみた結果、福岡の豊前市の美容室関連では
合計10人の感染が確認されています。
クラスターの定義としては5人以上なので
美容室を発端としたクラスターといえます。
福岡県豊前市の新型コロナウイルスの感染状況
| 1例目 | 美容室経営者 40代女性（美容師） |
| 2例目 | 美容室経営者の父親 60代男性 |
| 3例目 | 美容室経営者と接触 30代女性 |
| 4例目 | 3例目の30代女性の祖母 80代女性 |
| 5例目 | 美容室経営者と接触 0歳児 6例目の息子 |
| 6例目 | 美容室経営者と接触 40代女性 |
| 7例目 | 美容室経営者と接触 30代女性 |
| 8例目 | 5、6例目の家族 10代女性 |
| 9例目 | 1例目の美容室を利用 10代女性 |
| 10例目 | 1例目の美容室を利用 40代女性 |
引用：豊前市HP
引用：ジモッシュ！web
その後、
豊前市では4月13日以降の感染者は確認しておらず
10人で止まっています。また、現在は全員退院しています。
美容室、美容師が感染源とは限らない
ここで私が注目したいのが一概に美容室、美容師さんが
感染源の原因とは限らないということです。
というのは感染確認例はあくまでその地方自治体の保健所や病院経由で
感染が確認された順番です。
ですから無症状感染者やごく軽症の感染者の場合は
あとから感染が確認される例もあるからです。
さらには感染してから発症までの日にちには個人差があるため、
美容師さんが発症する前にほかの人と接触していた可能性もあります。
例えば豊前市の例だと美容師の方の発症（発熱）が3月30日ですが
その前にのちに感染が確認される6人の来客が3月28日にありました。
福岡県豊前市の美容室の感染確認例と接触日・発症日の関係
| 感染確認例・感染確認日 | 接触日 | 発症日・症状 |
| 1例目・4月1日 | 本人 | ３月30日に発熱（38℃台）・呼吸苦 |
| 2例目・4月4日 | 父親 | 4月1日に発熱（37.5℃） |
| 3例目・4月5日 | 3月28日 | 4月1日に発熱（37.8℃） |
| 5例目・4月9日 | 3月28日 | 4月2日に発熱（38.5℃） |
| 6例目・4月9日 | 3月28日 | 4月2日に発熱（37.8℃）・倦怠感 |
| 7例目・4月9日 | 3月28日 | 4月3日に発熱（37℃） |
| 9例目・4月12日 | 3月28日 | 症状なし |
| 10例目・4月12日 | 3月28日 | 4月5日に発熱（37℃台） |
3月28日に接触があった6人の方でも発症日にばらつきがあります。
そのうちの9例目は症状なしで４月12日に感染確認、
10例目は４月５日に発熱で４月12日に感染確認と
発症するまでの期間や症状にも差があります。
ですから3月28日に接触があっても発症には時間差がありますので
その美容師さんはほかの来客の方から感染したのかもしれませんし
感染から発症までの期間がおおよそ1～2週間かかるということは
その美容師さんが１～2週間前に接触した人や来客、触った物など
から感染したということになります。
換気不足が原因？
県は「換気が不十分だった可能性など個別の条件が考えられる。この一例をもって美容院の感染リスクが高いとは言えない」としている。
引用：朝日新聞デジタル
福岡県豊前市の美容室のクラスターの例では換気不足が原因であれば
美容室、美容師さんが感染の原因になるかもしれませんし
例えばもしその日の来客の誰かがすでに感染者であったとすれば
そのまま換気が不十分であれば飛沫やさらに細かいエアロゾルが
部屋内、空間内にどれだけ浮遊しているのかわかりませんが
引用元：ニューズウィーク日本版
3時間程度であれば1時間に1人来店したとすれば
3人くらいは感染してしまう可能性があります。
もしくはその時間帯にお客さまが３～6人滞在していれば
誰かから全員が感染してしまった可能性もあります。
（美容室の大きさやスタッフの人数等不明な部分がありますが）
そのほか、ドアノブやイスなどの消毒が不十分だった場合には
全員が感染させてしまう可能性も否定できません。
接触者や来客が他市や他県だった場合
さらにその接触した人や来客が豊前市以外の感染者だった場合には
豊前市では1番目に感染が確認されたけど豊前市在住ではないため
豊前市での感染確認1例目とはなりません。
ですからその前に誰かからなのか物などからなのかは
わかりませんが飛沫や接触して感染した可能性があります。
（福岡の例ではクラスター発生の美容室の美容師さんの前の
接触者、濃厚接触者については確認できませんでした。）
美容師にも感染させた接触者や接触物がある
ということは福岡県豊前市の美容室でクラスターが発生したということは
事実だけれども豊前市ではたまたま美容師さんが1番目だっただけで
その前に感染させた人や物などがあるということです。
ですからこれが美容院じゃなくて病院ならそうなりますし介護施設や
学校、保育園であることもあるでしょう。会社である可能性もありますし
エステサロンやネイルサロン、整体や鍼灸院、マッサージ店である
こともどこでもあり得るわけです。
美容室数は全国に約25万軒！
美容室の数というのは全国で約25万軒もあって
美容師の人数は53万人います。
ちなみに全国のコンビニの数が5万５千店です。
引用：ビュートピア
そういった意味では一定時間滞在する美容室での感染は
そのほかのお店や店舗などに比べると店舗数が多いこともあって
感染やクラスターが出る確率は高くなることにはなります。
今のところクラスター発生は12万5千軒分の1？
でも、
逆に考えると全国で美容室が約25万軒ある中でのクラスター発生は
今のところ福岡と北海道の2例だけであるならば25万分の２、
12万5千分軒の１となります。
ということはこれから増えていくかもしれないとしても今はまだ
2÷250,000×100＝0.0008％でしかないということになります。
ちなみに１年間で交通事故に合う確率が0.9％です。
交通事故にあうよりさらに約1,000分の１も低いということになります。
引用：交通事故慰謝料協会
今のところ12万5千軒分の１、0.0008％の発生率でしかないのに
美容室でのクラスター発生で美容室、美容院、ヘアサロンに
行くのが怖いと思っているのであれば仕方がありません。
さらには豊前市ではこの時のクラスター発生の１回のみだけで
感染拡大は止まっています。
例えば長岡市であれば今のところまだ１人しか感染は確認されていませんし
新潟県内でみても14日以上感染例は確認されていません。
引用：にいがた経済新聞
これから東京などの都市部からの人の移動、往来が増えると
今後の感染がどうなるかわかりませんがいちど冷静になって
感染者数や発生確率などの数字を捉えてみるのも必要かと思います。
新聞やネットニュースで『美容室でクラスター』などの大見出しを見てしまうと
驚いてしまいますがまだまだごく少ない例、感染確率でしかないと思います。
私も理容師・美容師でいちおう経営者でもあるので
どうしても理美容業を擁護する側になってしまうというのもありますが
今は感染拡大を防ぐための対策をしているお店がほとんどだと思いますので
そんな中で北海道の岩見沢市の美容室でクラスターが発生したということは
今の消毒対策や感染拡大対策をしてもある一定数は感染、
クラスターが発生してしまうということになります。
今後はその部分をどうしていくかが重要になります。
新しい生活様式の感染症対策
今後はスタッフ、施術者だけでなくてお客さまもマスクを義務付けるのか
施術者はフェイスガード装着を義務付けるとか
お客さまにつけるタオルやクロス類はすべて使い捨てにするのか
となりの席とは最低２メートル空ける必要があるとか
できない場合はビニールシートで意味があるのかとか
施術時間の短縮で15分以上の接触は密接になるので危険だという
ことになれば15分以内でカットのみの施術ということになりますし
換気もどのくらいの換気が必要なのか今のままの換気扇でいいのか
窓を開けるならばどのくらいの時間や頻度の開放が必要なのか、など
こういった感染、感染拡大を防ぐための新しい生活様式に適合した
指針、マニュアルみたいなものを厚生労働省なり保健所などの通達で
早く出してほしいところです。
そうじゃないと全国の理美容室で対策にばらつきが出ます。
それか感染流行、拡大期には欧米や諸外国のように
理美容業も休業要請にして休業給付金を出すなどの補償をして頂かないと
我々としては働かない限り、お客さまからご来店して頂かないかぎりは
収入が発生しませんので営業するしかありません。
残念ながら無症状感染者、ごく軽症の感染者もいるために
美容室での感染の原因はお客さまにも美容師、美容室側にもあります。
ですから事前に37.5℃以上の発熱確認を美容師、お客さま双方に
検温しても完全には防げないのが現状です。
そもそも発症前の潜伏期間がが一番感染させてしまう時期ともいわれていますので
引用元：magojibi.jp
当然、知らないうちに美容師が感染させてしまう例もあるでしょうし
お客さまが感染させてしまう例もあるということです。
まとめ
新型コロナウイルスの感染拡大で
美容室でのクラスターが発生しました。
1例目は福岡県の豊前市の美容室で
2例目は北海道の岩見沢市の美容室です。
福岡県豊前市の美容室の例では
2次感染などの関連者を含めると10人が感染しています。
（現在は全員退院しています）
私が注目したいのが一概に美容室や美容院が
感染源とは限らないということです。
福岡県豊前市の例では残念ながら確認がとれませんでしたが
感染から発症までには個人差や時間差があることから
感染の原因が美容師であることもあれば
お客さまでもある場合もあり得るということです。
それは感染から発症までは1週間～2週間かかることも
あるので以前の接触者や来客から感染したのかもしれませんし
無症状感染者や発熱も咳も出ないごく軽症の感染者の例もあるためです。
さらにはどんなに気をつけていも感染してしまう可能性はあるので
家族からや通勤時、外出時など美容師側も感染の危険性は
どこにでもあるということになります。
といってもこのコロナ禍が約5か月も過ぎるところで
全国に美容室が25万軒あるなかでクラスターの発生は
今のところたったの2軒ともいえます。
（理容室に関してはゼロ）
ということは25万分の1で12万５千分の1、
0.0008％でしかありません。
1年間の交通事故にあう確率が0.9％であるとすれば
その確率はさらに約1,000分の1とかなり低いものになります。
となると「美容室でクラスター」と新聞やテレビ、
ネットニュースの大見出しで見ると驚いてしまいますが
その確率はまだかなり低いことがわかります。
さらに長岡市でいえば3月の1例から感染は確認されていませんし
新潟県内でもすでに14日以上も感染が確認されていません。
今現在、全国の理美容室では消毒や感染拡大を防ぐための対策を
ほとんどのお店がしていると思いますがその中でも今回北海道の岩見沢市で
クラスターが発生したとなると今現在の対策では不十分となります。
ですから新しい生活様式に対応した美容室の感染症対策を
厚生労働省や保健所が新しい指針やマニュアルを示してほしいところです。
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マンツーマン担当のためお早めのご予約
をお待ちしております！^^
はじめての方もお気軽にご連絡ください
ね。
おまけ：
1日1回リバースを応援ありがとう！（笑）
今日のＲＩＶＥＲＳの順位をチェック！
編集後記：
美容室のクラスターが全国ニュースで出てしまったことで
残念ながら関係のない地域でもお客さまは不安に思ってしまう
こともあるかと思います。
これからも消毒や感染症対策をしても美容室での感染や
クラスターが増えてくるのであれば新たな対策をしていかなくて
なりません。
単なる接触感染や飛沫感染対策では不十分だとしたら
それこそプロスポーツ選手のように毎週のように
PCR検査や抗原検査をしなくてはいけないかもしれませんし
抗体検査をして抗体がある人のみ働けたり来店できたりできる
システムを構築していかなくてはいけません。
これが上場企業だけでなくて私どものような個人店、
個人事業主が安価、または無料でできるようにしてもらいたい
ものです。
簡単に短時間で正確な検査キットやワクチン、予防接種などの
開発も早く進んでほしいものです。
PS.
しかし大人数のお客さまが来るような大型店や安売り店などでも
感染者はおろかクラスターも出ていないというのならほんとうに
不思議なことです。
感染対策に有効な方法やノウハウが解明されてきたらSNS等で
全国、全世界に広めてほしいものです。